【混合型/多年草】セイタカアワダチソウ

セイタカアワダチソウ(Solidago altissima

分類:多年草(キク科)
繁殖方法:種子および地下茎繁殖
原産:北アメリカ

雑草対策:セイタカアワダチソウは秋に黄色い花を咲かせる外来種で、繁殖力が非常に強く、地下茎と風で飛ぶ種子の両方で勢力を拡大します。根からは他の植物の生育を阻害する物質(アレロパシー)を出すため、一度広がると他の植物が生えにくくなります。地上部を刈るだけでは不十分で、地下茎を掘り取るなどの根本的な対策が必要です。

※参考:愛知目標達成のための侵略的外来種リスト植物の候補種リスト

※アレロパシー(allelopathy)

分類:生態現象(植物間相互作用の一種)
内容:植物が自身の生育に有利になるように、根や葉、花粉、種子などから化学物質を分泌し、周囲の他の植物の発芽や成長を抑制する現象。これらの物質は「アレロケミカル」と呼ばれ、土壌に蓄積されることで雑草や他の植物の生育を妨げることがあります。
雑草対策との関係:アレロパシーを持つ植物が増えると、他の植物の生育が阻害されて土壌環境が変わるため、適切な管理が必要です。例えば、アレロパシー作用を持つ植物の残渣を放置すると、次に植える作物や芝生の成長に悪影響を与えることがあります。対策としては、該当植物の除去や土壌の攪拌、堆肥の投入などで土壌環境を改善する方法があります。